本稿は、爆サイ掲示板に寄せられた書き込みを参照しながらまとめています。

参照した書き込み期間

2021年4月21日 ~ 2021年5月10日

チャオ沼田店、開店直後のざわめき


群馬県沼田市に新しく誕生した「チャオ沼田店」。2021年4月28日のグランドオープンは、地域にとって大きな出来事でした。私は掲示板の声を追いかけながら、その雰囲気を覗いてみました。


開店前から「行くぜ!」(#1)、「もうすでに500人は並んでるなァー!!!!」(#16)と、熱気を伝える声が並びます。しかし同時に「ピーワに設置台公開したけど、クソ台しか無いw 開店前から、オワコンですなw」(#4)と冷笑する意見もあり、期待と失望が入り混じった複雑な空気が漂っていました。


特に話題をさらったのは交換率です。「14960玉で37400円。2.5円/玉。二度とこねーわ」(#23)、「7枚交換w」(#43)と、パチンコは2.5円、スロットは等価か7枚交換かをめぐって大混乱が起きていました。「500円とお菓子になっにまったじゃねーか!」(#59)と嘆く書き込みからは、客の落胆ぶりがリアルに伝わってきます。


もちろん「すげー出てるよ!全台6あるよ!」(#20)と熱狂的な報告もあれば、「もう既に連休中なのに閑古鳥。駐車場に誘導の警備員居たけど必要ないだろwww」(#104)と冷ややかな声も。短期間で評価が真逆に揺れ動く様子は、グランドオープン特有の浮き沈みを象徴しているようでした。


コロナ禍の真っ只中での開業という点も、批判を集めました。「すごいよなコロナ渦の真っ只中にグランドオープンするとか。」(#82)、「沼田コロナで滅びろ」(#107)といった書き込みは、地域社会の不安を反映しています。一方で「別に沼田の田舎にコロナなんて関係ねーだろ馬鹿か?」(#83)と開き直る声もあり、地方ならではの温度差が浮き彫りになっていました。


結局、チャオ沼田店をめぐる議論は「2.5円で遊べるから良い」とする意見と、「換金率が悪すぎて勝負にならない」と切り捨てる意見に二分されました。パチンコとスロットのバランスが取れていない点を鋭く指摘する声もあり(#70)、開店直後の混乱は避けられなかったと言えるでしょう。


ホールが「夢」を売る商売である以上、客の期待と失望は表裏一体です。掲示板の書き込みを読むと、そこには単なる愚痴ではなく、「地域に根づく新しい遊び場にどうあってほしいか」という願望も透けて見えるように思いました。


掲示板を眺めていると、もっとも話題を集めたのはやはり換金率でした。


「14960玉で37400円、2.5円交換かよ」と嘆く声や、「スロットは等価らしい」「いや7枚交換だ」と食い違う証言が飛び交い、混乱と不信感が渦巻いていました。パチンコに関しては「2.5円だから回る」と納得する意見もあれば、「結局はボッタクリ」と切り捨てる声もあり、評価は二分されています。


一方で、開店直後は「全台6じゃないか」と驚くほどの出玉報告も散見されましたが、それも長くは続かず、「翌日には空き台だらけ」「客が飛んでいる」といった落胆の書き込みが続きます。つまり、初日の熱気と現実の落差が利用客に鮮明な印象を残したのでしょう。


結局のところ、この店に対する投稿者たちの評価は「出玉への期待よりも換金率の厳しさが勝ってしまう」というものでした。新規オープンの華やかさに沸いた一瞬の高揚感も、2.5円交換という現実の前では冷めていきます。掲示板に刻まれた声は、地方のパチンコ店が抱える根本的な課題――還元と収益のバランスの難しさ――を如実に映し出しているように思えます。

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