ある女流パチプロの手記 ()
私は女流パチプロよ。
最近は、増台で少し甘くなった『東京喰種』ばかり触っているの。そのせいなのか、頭の中まで少し厨二病みたいになってきた。まっ、今さら治るものでもないので、そのへんは適当に流して読んでほしいの。
ここでは、そんな私がパチスロとどう付き合って生きているのかを書いていこうと思う。
女流パチプロだなんて堂々と語り始める私を皆さんはたぶん、よほどの美女ではと思ってるいはずです。けど、別にそうでもないのよ。平均よりもちょっと上の『いい女』といったところ。
『この世界は間違っている』
昔から、そんなふうに思っていたの。
でも本当は、世界じゃなくて、自分のほうが少しズレていただけなのかもしれないわね。
『この世の不利益はすべて当人の能力不足』
そんな言葉をネットで見かけるたび、胸の奥に小骨みたいな違和感が残るのよ。
さて、『東京喰種』はリセットが強いと言われているわ。実際、私も朝からそればかり追いかけているの。大型ホールで台から台へ移動していると、ときどき「蟹みたいねぇ」って思うことがあるわ。
蟹って、よく見るとなかなか気持ち悪い生き物よね。
横歩きして、硬い殻をつけて、海の底を無言で動いているのに、人間はそんなものを美味しい美味しいって食べるんだから。
『蟹でも食べてなさいよ、クソ美食家。』
そんなことを考えながら、私はまた次の台へ移動するの。
なんども言わせてもらうわ、私は女流パチプロよ。
女流パチプロって、なんだか聞こえはいいわよね。でも実際は、ただ適当に蟹歩きしてるだけ。こんな女を誰が愛してくれるでしょう。
でも、不思議と完全には嫌いになれないのよね、こんな自分が。
それが私という女。
たぶん私は、こういう場所でしか生きられなかったのだと思うわ。
続く。
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