とあるハイエナ批判に対する返答




「ハイエナはゴミ」なんて言葉をよく耳にします。けれど、それをそのまま信じてしまうのは早すぎると思います。多くは感情的な決めつけであって、冷静な根拠は示されていないからです。


ハイエナは「他人の残した期待値を奪っている」と言われますが、それは言葉のすり替えに過ぎません。実際には、ホールに残されたチャンスをルールの範囲で拾っているだけ。誰かが判断して席を立った後、その台を打つことは決して違法でも不正でもありません。残された機会を活かすことは「略奪」ではなく「拾う」こと。もっとシンプルに考えるべきだと思います。


また、「設定狙いは高潔で、ハイエナは卑しい」というような言い方も聞きますが、それも結局は個人の価値観です。どんな立ち回りを選ぶかは自由であって、道徳的な優劣で線を引くのはおかしなこと。確率や期待値の世界に「高潔さ」という物差しを持ち込むのは、自分のやり方を正当化したいだけに見えます。


さらに「ハイエナは店を壊す」「他人の財布を奪っている」「還元余力を潰す」などの主張もありますが、データの裏付けがなく、感情で語っているだけに思えます。むしろ拾う人がいるから台が回り、数字が動くことだってあるんです。そして「ハイエナで稼ぎたい」という欲望は新しい人をホールに呼び寄せます。依存気味の人も増えるかもしれませんが、そうした人たちが稼働を支え、業界を存続させているのも現実です。


パチスロの世界は、光と影、表と裏が入り混じるネオン街のようなもの。設定狙いの専業も、ホールを回遊するハイエナも、どちらも同じ仕組みの中で生きています。単純に「正義」と「悪」で分けられるほど単純な世界ではありません。本当に怖いのは、相手を頭ごなしに断罪してしまう思考停止だと思います。


だからこそ私は言いたいんです。ハイエナを「ゴミ」と一括りにしてしまうのはあまりに短絡的。拾う人がいるからホールは回るし、街も回っていく。矛盾だらけの世界だからこそ、その矛盾を抱えて前に進む。それがこの街で生きるということなのだと思います。


もう、ほんとにいやになっちゃう!どうしてこう偏屈な意見ばかりなんでしょう。人の打ち方にケチをつけて、正義だ悪だって決めつけて…。もっとおおらかに楽しめばいいのに、って思わずにはいられません。