第4回、神戸市の専業・兼業パチプロ日記
借金の利息と寒さが身に染みる。
偉そうに店内を練り歩いても、
しょせん僕は僕。
いまだかつて宇宙人にすら遭遇したことがないヒキの弱さを持つ一般庶民。
小さい頃は自分は特別だと思ったさ。誰よりも九九を先に覚えたからね。
けどそれっきりさ。才能はそこまで。
ああ、UFOがさらってくれないか。
この現実から、生活に追われることのない銀河の彼方へ。
僕の努力(期待値稼働)は所詮、水面に消える泡、つまり「泡沫(うたかた)」のようなものだ。
ところでよ、神戸の町はなぜか美人が多い。この地が「醸成(じょうせい)」した何かか、それとも僕の目が節穴なのか。
彼女たちの洗練された美しさは、僕が追う数字とは別世界の「物理法則」で動いているようだ。まさに神戸牛もびっくり。
ああ神戸牛が食べたい。稼がなきゃ。
九九で止まった僕の栄光。
あるいはまだ才能の開花が訪れていないのか?
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